コーチングの三種の神器?

早いもので、今日で今年の1ヶ月目が終わろうとしています。

2022年の12分の1。
みなさまにはどんな時間だったでしょうか?

 

 

 

私は・・・・
今年歩きたい道の道筋をつけ始めた時間だったかな、と思います。

 

でも、道は、雨が降ったり風が吹いたりしたら、
すぐに消えてしまいそう。

 

しっかりと踏み固めていかないとなあ、
そのためには、しっかり歩き続けないとなあ・・・
そんなことを思います。

 

 

さて、今日も日中はコーチングセッション、
そして、月に一度、先輩や仲間のコーチと共に行っている
コーチングのコア・コンピテンシーの勉強会でした。

 

 

 

 

 

 

 

●コーチの三種の神器?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コーチとして、コーチングを学び続け、実践し続ける上で、
私たちが依って立つ、基準のようなものがあります。

 

 

その1つが、通称「コアコン」と言われる

「コア・コンピテンシー・モデル」(ICF Core Competency Model)

です。

 

国際コーチング連盟(I C F)が定めている
コーチにとって「核となる能力要件」のこと。

 

 

そして、2つ目は、
コア・コンピテンシーを定めるにあたって、
その前提となる

「倫理規定」(ICF Code of Ethics)

 

言ってみれば、コーチとしてどうあるべきか、
何を成し、何をすべきではないのかという
あり方、倫理基準を示しているものです。

 

 

そして、3つ目は、
それらを踏まえて作られている

「PCCマーカー」(PCC Markers)

 

「プロフェッショナル認定コーチ「PCC」レベルの
コーチングの対話の中で示すべき行動」
が書かれているものです。

 

 

これらは、いわばコーチとしての
3種の神器的なものかもしれません。

 

 

 

 

 

●心がちくちくする定点観測

 

 

 

これらが、コーチにとってどれだけ重要なものか、
昔の私は、ちっともわかっていませんでした。

 

コーチングを学び始めたばかりの頃は、
それらの存在すら知らず、
その後、知って学ぶようになった時も、
今思えば、実は何もわかっていなかったなあ、
と思います。

本当に、言葉の、表面的な意味しか
理解していなかったな、と。

 

 

今は、昔に比べれば、そこに書かれていることの意味が
ずっと理解できるようになっていると思いますが、
それはまた、自分がそれを、いかに“実践”できていないか、
思い知ることでもあります。

 

なので、毎回、読むたびに、
心がちくちく痛んだりします。

 

「コーチング、入口あって、出口なし」

 

私たちは、よくそんなことを言います。
それほど、奥深いものだということですが、
だからこそ、常に初心を忘れず、
独善的にならず、いつも自分を振り返る定点観測の場として、
これらのものがあることは、
本当に意味のあることだと思います。

 

読むたびに、心がちくちく痛んでも、
それが大事なんだよな、と思い、
そこにちゃんと向き合う上で、
戻ってくる場があること、
共に学ぶ仲間がいるということは、
本当に心強く、ありがたいと思います。

 

 

 

 

 

●コーチングマインドに大切なことって・・・

 

 

 

今日、フォーカスしたのは、
コンピテンシーの「2. コーチングマインドを体現している」
という部分でした。

 

ここも、深いことばかり。

正解なんてないし、大事なこともいくつもある。

 

ここについて考えていく中で、今日、改めて思ったのは、
コーチングの場において、
クライアントが「こんなこと言ったらコーチになんと思われるだろう?」
みたいなことを思わずに、
なんでも言ってみたいと思ったことは

忖度したり、躊躇しないで言える関係性と
“安心・安全”な場があることが、やっぱり大事で、
全てのスタート地点だな、

ということでした。

 

そのためには、コーチ自身も、
自分を解放して、素直に伝えることも大事だな、と思ったし、
「普通こうだよね」「きっとこうじゃない?」
そんな枠に一切とらわれず、
まるで空を吹き渡る風のように、
自由な心でありたいな、とも思いました。

 

 

 

 

●コーチとして相手の世界の中に入ってみる

 

 

 

そして、ふと、今日のクライアントさんのことを
思いました。

 

部署の中に、やる気のある部下と、
やる気の感じられない部下がいて、
やる気が感じられない人にもなんとかやる気を出してもらって、
仕事を楽しいと思ってほしい、と願って、
本当に一生懸命に取り組まれている方でした。

 

自分が見出して、感じている、仕事の面白さを
なんとか、部下にも体験させてやりたい、と
そう思っているのでした。

 

とても素敵な方です。

 

でも、なかなかうまくいかないとのこと。

 

何を楽しいと感じるのか、
そのポイントは、みんなが同じとは限りません。

 

そこで、今日は、部下の人たちの
喜びポイントはどこなのか、
それを観察してくる、ということが
その方の宿題となりました。

 

これは、言ってみれば、
部下の方の世界観の中に入って、
部下の目で、その世界を見てくるようなものかもしれません。

 

ちょうど、見えない風になって、
その人の心の空を飛んで、見てくる、
そんな感じかなあ、なんて、思うのです。

 

 

次回、そのクライアントさんが、
部下のどんな世界を見てきたのか、
お話を聞くのが楽しみです。

 

 

 

 

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コーチングの三種の神器の詳細は、こちらから

コア・コンピテンシー・モデル

倫理規定

PCCマーカー

 

 

 

 

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