チャレンジから見えたもの
昨日、ある資格の試験にチャレンジすることを決めました。
仮にこれをAの試験、と呼びます。
Aは、自分が今持っている資格の一つ上のグレードのものです。
その試験は、多くの人の前で、
プレゼンテーションと実技を行うというもの。
Aの資格を取ると、扱えることが増えるので、
その資格までは取りたいな、と、
その学びを始めるときから思っていたのですが、
チャレンジをいつにするか、となると、
いろいろなスケジュールとの兼ね合いなどもあって、
これまで２回のチャンスを見送ってきました。
それをなぜ今、決めたのか、
そんなことを書いてみたいと思います。
実は今、他にも、ずっと学んできているもので、
さらに上の資格を取ろうと考えて、
何年も前からそのままになっているものがあります。
こちらをBとします。
こちらは、そもそも、単に学びたいから学び始めたもので、
資格を取ることが目的ではなく、
資格を取る価値なども、当初はあまり感じず
取ろうとしないでいた期間も長かったのです。
知らないことを知って理解していくプロセスが楽しいという
「学習欲」の資質の高い自分らしい、
と言えば、自分らしい話ではあります（苦笑）。
でも、そのことが仕事に結びつくようになり、
仕事の中で、さまざまな役割を担うことも増え、
周りの多くの仲間が資格Bを取っている中で
自分がそれを持っていないというのは、
実質的にも気持ちの上でも
いろいろ不都合があると感じるようになりました。
それで、今更ながら、その資格Bを
取ろうと思うようになったのです。
Bも、実際に申請をするとなると、実技もありますし、
そのために改めて勉強します。
そうすると、
これまではもっと注意を払わなくてはならないことなのに
スルーしていたこととか、
本当は自分ができていなかったこととか、
色々なことに気づきました。
そうして、これまでより、
同じことを学ぶにも
その時間の密度が上がったことを感じました。
申請を意識してからの何ヶ月は、これまでの何年かより、
ずっと力がついたのではないか、と思うほどです。
だとしたら・・・
それをもっと早めにやっておけば、
その力の土台の上にさらに物事を積んでいけたわけですから、
もっと自分の力は伸びていたかもしれません。
そう思うと、それをしないで過ごした何年かが
とても大きな損失だったと感じられました。
それに気づいたことで
資格を取るチャンスがあれば、
なるべく早めにチャレンジしようと思うようになりました。
そして今回のAの試験の時期となり、
思い切ってチャレンジすることを決めたのです。
もし、似たようなことで迷っている人がいるとしたら、
まず、次のように自分に問いかけてみるといいかもしれません。
「それを、本当にやりたいか？」
ここでNoなら、やらなくてもいいんじゃない？
と思います。
「やりたい」と「やらなければと思っている」ことは
全く違うものです。
もし「やらなければ」という思いが強いなら、
それは本当は誰の思いなのか、親の期待なのか、自分のプライドなのか
何のためなのか、
考えてみるといいかな、と思います。
そしてYes、本当にやりたいと思うなら、
「いつやるのか？」
を問うてみてください。
林修さんなら「今でしょ」ってなるところですね。
私も、迷うということは、
今やってやれないわけじゃないと、
自分自身がわかっているんだと思います。
ならば、今、やればいい。
でも、やっぱり大人としてあれこれ考えてしまうと、
どうしても今じゃない、ということもあると思います。
その時は、じゃあ、いつなのか。
「いつか」
は本当に来ないと思うといいと思います。
「いつか」と思う時点で、
そのことに対して、本気じゃない。
できなければできないでいいか、
と思っているから。
だから、今じゃない、でも必ずやりたいのであれば、
いつにするか。
例えば、年に２回のチャンスがある試験なら、
いついつの回に受ける、のように決めるとか、
具体的な「時」を決めることが大事かな、
と思います。
もちろん、それも変わることもある。
でも、一旦決めてみる。
そこが決まることで、芋づる式に決まってくることがあるはず。
それを一度、体感してみるといいのかな、と
自戒を込めて思います。
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